最近、デジタルアートという言葉をよく聞きませんか?
全国の美術館などでデジタルアート展が開催され行かれたことがある方もいるのではないでしょうか?
でも、デジタルアートといっても色々な種類があるので、
「そもそもデジタルアートってどんなアートなの?」と疑問を持っている方もいますよね。
そこで、この記事ではデジタルアートとは?についてデジタルアートの基本的な概念と主な種類をご紹介します。
1、デジタルアートとは?基本は「コンピューターを使って生成する芸術作品」
最近、全国各地でデジタルアート展が開催されているほか、デジタルアートミュージアムが開設されており、実際に体験した方もいますよね。しかし、「デジタルアートとはどんなアートを指しているのか?」と聞かれて、正確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。
そもそも「デジタルアート」は従来の絵画や彫刻と違い、「デジタルコンピューターを使って生み出される芸術作品」を指します。具体的には、
- 一から全てデジタルコンピューターで作り出す芸術作品
- 写真などの元の素材をコンピューターで加工した芸術作品
- デジタルアートの専用ソフトウェアを使って描いたグラフィック作品
このように単にデジタルアートといっても色々な種類があります。
また、コンピューターを用いた電子音楽もデジタルアートの1つになり、視覚的なアートと組み合わせて1つのデジタルアートとして展示されるケースも多く見受けられます。
デジタルアートは、絵画や彫刻などの従来のアートと比較すると以下のような違いがあります。
- 人の動きに合わせて変化させることができる(インタラクション)
- 時間の経過に合わせて変化させる
- パソコンやスマホからでもアートが閲覧できる
このように、基本はデジタルコンピューターで生み出される芸術作品なので、作り出すデジタルアーティストの考えで自由に変化させることができます。最も有名なデジタルアートの例として、現在様々な場所で行われている「プロジェクションマッピング」がデジタルアートの最たるものになります。
2、デジタルアートにも色々な種類がある!
一言でデジタルアートといっても前項で説明した通り色々な考え方があるので、「これがデジタルアート」というものはありません。
最も有名なデジタルアートとして「プロジェクションマッピング」が挙げられますが、その他にも色々な種類があります。
例えば、人の動きをセンサーが検知して、その動きに合わせて絵が動いたり、設置されたモノに触れると色が変わったり音が出るなどのデジタルアートが挙げられます。
デジタルアートの主な種類
そこで、実際にどんなデジタルアートがあるのか?について主な種類をご紹介します。
➀コンピューターで作り出すアート
最もポピュラーなデジタルアートがコンピューターを使って作り出されるアートです。
現在の映画などで使われるCG(Computer Graphic)もデジタルアートの一緒になりますが、大きく以下の2種類に分類されています。
・2次元コンピューターグラフィック
・3次元コンピューターグラフィック
➁イラストレーション
Illustratorなどのツールを使って作られるイラストやグラフィックデザイン
➂写真や映像関連
写真や映像にも以下のようなアートがデジタルアートになります。
・デジタル写真
・SFX(映像・画像における視覚効果)
・デジタルイメージング(紙媒体をデジタル処理する技術)
・フォトレタッチ(コンピューターに取り込んだ写真を加工する)
➃絵画
コンピューター上で従来の絵画を描くように筆やパレットナイフ、カンバスなどを操作して描いた絵画
➄ゲーム関連
・テレビゲーム
・コンピューターゲーム
・スマートフォン向けゲーム(ソーシャルゲーム)
で遊ばれているソフトやアプリ関連のキャラクターや風景もデジタルアートの一種になります。
➅その他
その他にも、先程説明したコンピューターを使って生み出す電子音楽もデジタルアートの一種になります。
以上、大雑把ではありますが、デジタルアートと呼ばれている種類をご紹介しましたが、基本はコンピューター上で作り出す芸術作品を指します。テレビや映画、ゲームなどで使われるCGやグラフィックデザインなど、今ではデジタルアートは身近な存在になっているのです。
3、まとめ
今回は「デジタルアートとは?」についてお話しましたが、何となくイメージできたでしょうか?
「デジタルアート」は従来の絵画や彫刻と違い「デジタルコンピューターを使って生み出される芸術作品」を指し、今では私たちの生活の中で身近な存在になっています。
有名なデジタルアートとして「プロジェクションマッピング」が挙げられますが、ご紹介した通り色々な種類があります。
ここでは、デジタルアートとはどんなアートなのかだけでも知っていただければ幸いです。